2020/06/22

Kitchen pharmacy お手当て②〜ケガ、虫刺され

虫に刺されたら…
すぐに近くにある草の葉を採り
揉んで患部に擦り付けます。
できればそのまま湿布します。
その間に、ヨモギやドクダミ、カタバミやヤブカラシを探して
3種類ほどミックスして揉み、すり込みます。
蜂に刺されたときはそのまま湿布して、乾いたら新しい葉を湿布。
一カ所刺された時は、この野草湿布で半日で治ります。
虫などに刺された赤味や腫れ、炎症は酸性。
いち早く植物のアルカリ性で中和してあげることが大切です。
皮膚や虫刺され、痒みなどに有効な野草を何種類か摘み
ホワイトリカーに漬けて半年寝かせると、野草の虫刺されチンキができあがります。


野草チンキの作り方
春のスイカズラ、ヨモギから始まり
初夏のイノコズチ、カキドオシ、ドクダミ、ヤブカラシ、ミント
夏、ビワの葉、ヒルガオ、キンミズヒキ、ショウブ、ガガイモなど
どんどん継ぎ足しながら漬けて行き、翌年まで寝かせてから使っています。
丸一年経ったら、野草を漉して保存します。
ラベルに作った年度と野草たちを書き込んでおきましょう。

ケガをしたら…
野外でのケガはキレイな水とキハダを見つけること!が忍びの必須のようですが(笑)
私のようなものには難しいのが現実…涙

なので、キハダクリームを作って持ち歩いています。これがあれば不意の傷や火傷にもバッチリです♪
キハダはベルベリンという成分を持ち、殺菌作用、整腸剤として古くから使われてきた素晴らしい薬木です。

ケガをしたら止血、殺菌を手早く行いましょう。
皮膚が残っていたら、剥がさずに傷口に戻して上げます。
その上からキハダクリームをしっかりのせて固定します。
あとはお家に帰ってから手当します。

欠かせないのが非加熱の純正ハチミツ。
ハチミツには殺菌効果があるので擦り傷、切り傷、口内炎、喉の痛みなどに効果がある優れものです。
…が、小さなミツバチ一匹の寿命は約一ヶ月。
集められる蜜はティースプーン一杯に満たない量。
なんとも貴重でありがたい。
なので調味料ではなく薬として、お手当てに使っていただきたいと思います。 
そしてアロエベラ。
止血と殺菌ができたら、アロエベラの果肉をハチミツまたはキハダクリームを塗った上にかぶせます。
ぬるっとして滑るので、気をつけて丁寧にのせて固定します。
皮膚が剥がれてしまったら時に、このアロエベラの果肉が保護膜になり、ガーゼに傷口がくっつくのを防いでくれます。
私も以前に、カッターで指先をそぎ落としてしまったとき、このアロエベラの果肉に助けられました。
そればかりで無く、肉芽の成長を助けてちゃんともとの形に修復してくれます。 
鋭い刃物で切ったときも、止血とハチミツの殺菌、アロエベラがあれば早く完治します。

常備しておきたいもの
*非加熱のハチミツ
*キハダやキハダクリームなど
*アロエベラ
*安全な野草たちの暮らす自然

慌てず、焦らずお手当てしてあげましょう。