2009/12/21

10周年記念料理教室〜食文化のルーツ



10周年記念のメニューは11月、キネマーカレー(シッキム)、トムジュートーフサラーイ(タイ)、魚の納豆ソース(ビルマ)、ベトナム風なます。
  

  私達の文化のルーツであろうという仮定のもと「納豆」という共通の食材を辿ってみた。
ヒマラヤの東シッキムからビルマ(ミャンマー)、中国、韓国へ。
ヒマラヤから大陸では大豆を蒸した後塩や唐辛子を混ぜ、シダ類の葉やバナナの葉などに包んで醗酵させすーっと糸を引く程度で、日本の納豆ほど粘り気はない。つぶして乾燥させた粒状の浜納豆状(豆豉)
もある。タイのトゥアナーオは煎餅状の乾燥納豆。納豆はたいてい調味料として使われるが、日本はそのままで食べる点では少々異色。
12月は野菜の豆豉炒め、冬野菜の甘酢漬け山椒風味、チョングッジャンチゲ。
米、大豆、植物性発酵食品、アルコールが東アジアの底辺にあるのに対し、西アジアは小麦、牛乳、動物性発酵食品、ノンアルコールという違いがあるらしい。
やはり乳酸菌はヨーグルトなどの動物性ではなく漬け物などの植物性乳酸菌の方が日本人には合っている。腸内環境を整えるにはやはり漬け物か!