2008/03/01

味に左右される感情…その2 Sweet!

この頃何となく動くのが面倒で体が重くありませんか?
体重が増えて来た、鼻水が出る、涙が出る、咳が出るなどなど…。
特に冬から春にかけてのこの時期はKapha(カファ)のバランスを崩しやすいときですから、鼻炎や花粉症と言った症状が多く見られます。
冬に蓄積されたKaphaが春になって悪化すると考えられます。
普段Kaphaは私達の体のなかで細胞や組織を支え、分泌物を出す事で体を自由に滑らかに動かしています。そのKaphaのバランスが崩れると分泌物が多くなったり、重さや粘性が増してしまいます。それを増長させる味が甘、酸、塩味です。なかでも甘味は地と水と言うKaphaと同じ性質で出来ている為、更に症状を重くしてしまいます。
甘い物を食べだすと止められない、もっと食べたくなる事ありませんか?
甘味は重くて冷たく、油性の性質を持っていますから、体重や分泌物を増やし執着心(粘性)を作り出します。
花粉症で甘い物や揚げ物が好きな方はそこに原因があるかも知れませんね。
バランスを取る為には、軽くて乾燥する性質の辛、苦、渋味がお勧めです。その味は冬から春にかけて採れる旬の野菜の味そのものです。大根の辛味、蓮根の渋味、菜の花の苦味など。これらの味は組織を乾燥させて軽くしますので「身土不二」地元で採れた季節の野菜を食べることで症状の悪化が防げたり、予防出来るのではないでしょうか?それもなるべく薄味でね…!

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