2007/08/12

アジア家庭料理『教室は台所』タイ編1


90年代初めからアジア各地を旅し、おかあさんの味を知りたくていろいろな台所に乱入?!して来ました。
屋台もレストランもそれなりに美味しいけれど、やっぱりおかあさんの作る家庭料理が一番!
家族の事を考えた愛情たっぷりのご飯ですから…。これがKitchen-Pharmacy!
そんな台所で一緒に料理を始めると、眼からウロコの事がいろいろ。
場所によっては、ガスも水道もない所だって沢山あります!そしていつも思います。日本てなんて贅沢してるんだろうと…。

タイの友人ラーさんの実家は北タイ。チェンライからさらに北へ50キロほど、メリアップという村です。
ほとんどが自給自足。庭ではお母さんが飼っている鶏が運動会!
朝陽と共に起きだして、庭で焚き火。瓶に汲んだ水の上澄みだけすくって、やかんに入れ、おき火になった所にのせておく。
近くでパトンコーという揚げパンを買ったり、昨日のあまった餅米をその辺の竹で串を作り、五平餅のようにくっつけて焚き火にかざして醤油をひと垂らし…う〜ん、アジア人にはたまらない芳ばしい匂い!
そうこうしているうちに、おき火のお湯が沸き、チャーローン(ホットティー)かマウンテンコーヒーでカフェローン。
鶏達の運動会を見ながらのんびり朝食!あっという間に太陽がチリチリ暑くなって来る。
朝の一連の行事が済むと洗濯に水浴び用の日向水作り。
ナチュラルライフは忙しい!もうお昼の用意をしなきゃ。
七輪に火をおこし段取りよくやらないと火が無駄になる。いつもは使わない頭の回路をフル回転。
火も水も無駄にしないように気を配る。貴重な資源!
どんどん野菜を切って炒める、煮る、スープを作る。みんな人ごとの様に「タミちゃんお昼な〜に?」なんて!汗だくになりながらやっと出来たお昼ご飯も、あっという間に食べ終わり。
水浴び、昼寝、夕食の食材集め、買い物、ビールとラオカオ。
もう夕食の支度しなきゃ…!これが本当のスローライフ。つづく・・・。

注:写真に写っている人は私ではありません。ラーさんの義姉さんです!メリアップにて

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