2012/01/14

こどもたちの未来へ〜本当に安全なエネルギーって?

「欲望というのはおかしなもので、どこまで行ってもキリがない。
 欲望に一番良く効く薬は、これで十分…と満足する事です。」
ダライラマ法王が言っておられました。
今回の征さんのお話し会は、まさにそれでした。

「原発を止めて自然エネルギーに変えて行こう!」とみなさん思っています。でも、それって今の生活と同じレベルまたはそれ以上を求めているから、原発を止めた分他のエネルギーが必要だと思っているのです。
 思い返してみてください。もともと原発がすべて無くなっても停電は起こらないし、今の電力で十分足りているという事を…。
1、風力発電機という巨大な風車を回すには、外部電力がないとまわらないし、内蔵されたコンピューターを動かし、増速器という機器を動かし、さらに、あまりに強風が吹いた時壊れないように止める。風力発電機は自らの力で生み出したエネルギーでは供給された外部電力を補う事は出来ないという事。
そして何よりもこの巨大な構造物を建てる為に、木を切り、道を作り、穴を掘り、2000tものコンクリートを流し込まないといけないという事。風力発電機は強化プラスティックで出来ているので、それを作る為に使うエネルギーのほうが遥かに巨大なのです。
2、太陽光発電機が生み出した電力に対する高値の買い取り制度が始まりました。それに伴い、昨年から私たちひとりひとりが太陽光発電促進付加金というものを支払わされています。
太陽光発電パネルが普及すればするほど、この料金は高くなって行きます。さらに今年から様々な自然エネルギーを普及させる為に自然エネルギー促進付加金が加算されます。
太陽光発電パネルを設置、売電する為にブレーカーも大型になります。今や100A!
実際に使う電気は30Aくらいでも、容量の大きな太陽光発電パネルを取り入れようとすると80〜100A!そのブレーカーが大きくなった分、電気が必要と見なされ、いくら省エネで環境にやさしい生活をしても逆に環境破壊の道を歩まされるという事なのです!
そんなこんなの目からウロコのお話しに、皆さん釘付けでした。

まずは買電の為の太陽光発電パネル、止めましょう!そして家のブレーカーのアンペアを少しでも下げましょう!
私たちはすでに十分満たされた存在なのですから…。