2011/04/30

ダライラマ法王による東日本大震災49日法要

昨日29日、東京の護国寺でダライラマ法王による東日本大震災の49日特別法要が行なわれました。アメリカに行かれるトッランジットを変更しての短いご滞在にも係わらず、満面の笑顔で疲れた様子もお見せにならない…とても力強い法要でした。
法要が終わらんとするその時、ザーッという音とともに雨が降りだし、ダライラマ法王がお戻りになる時には青空に包まれていました。この雨は、多くのたましいが癒され、浄化された合図であるような気がしました。
ダライラマ法王という肉体は確かに存在するけれど、アートマン…純粋なるたましいそのものの存在なのだと気づかされました。私たちはダライラマ法王のたましいに直接触れているのだと、法王に手を包まれた瞬間に感じました。
そしてこの護国寺のご本尊の美しいお姿にこころが釘付け…持って行かれました。
自然界と調和することの美しさを感じた法要でした。
こころからの祈りと感謝を捧げます。合掌。

ご本尊如意輪観世音菩薩(平安時代後期)は、観音堂のお厨子の中に安置されてい る。聖観音が姿を変えた観音さまで、六本の手をもち右足を曲げて左足にのせ、右の手を頬にあて首をかしげて、思惟意の姿をしている。これは世に苦しんでい る人々のことを思案し、心配をしている様子を表現している。六本の手は六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天)に救いの手を差し伸べている。如意法珠は、 如意輪観音の力の源で意のままに人々の苦しみ、悩みを救ってくれる。